「こんなことで弁護士に相談していいのかな?」
そんなふうに悩まれている方、とても多いです。
実は、弁護士が関わるべきタイミングは、事件や裁判になってからではなく、「これって大丈夫かな。」と思ったときなのです。
今回は、よくあるご質問にお答えしつつ、どんなときに弁護士に相談するのが適しているかを、分かりやすくご説明します。
弁護士の役割って、そもそも何?
弁護士は、法律の観点から、あなたの「どうしたいか」に法的な観点から道筋をつける専門家です。
たとえば──
-
「自分の希望は、法律的にどうやったら通るのか?」
-
「このまま進めて大丈夫?」
-
「誰かと利害がぶつかりそうだけど、どうしたらよい?」
こんなとき、弁護士が一緒に考え、必要に応じてあなたの代理人として交渉や手続を行うことがあります。
弁護士に相談すべき「サイン」とは?
こんな場面では、一度弁護士に相談しておくことをお勧めします。
-
高額なお金のやりとりがある
-
生命・身体・財産に影響がありそう
-
相手が弁護士を立ててきた
-
人生に関わる大きな決断が必要
-
誰かの利害と「ぶつかるかもしれない」と感じている
これらのケースでは、弁護士に一度、相談し、法的リスクや今後の選択肢を知ることが、あなたを守る第一歩になります。
どんなときに弁護士を「代理人」として頼るべき?
こんな気持ちや状況、ありませんか?
-
弁護士からアドバイスを受けても、自分だけで進められるか不安
-
相手に直接、言いづらいことがある
-
一人で対応するには、精神的にしんどい
-
相手に弁護士がついた
-
難しい手続をどうしていいか分からない
このようなときは、弁護士を代理人として立てることで、あなたの負担がぐっと軽くなります。
逆に、「弁護士に頼まないほうがいい」場合ってあるの?
たしかに、すべての場面で代理人をつけるのがベストとは限りません。
例えば、以下のようなケースでは、相談の上で別の選択肢をとる場合もあります。
-
交渉しても得られるメリットがごく小さい(費用対効果が合わない)
-
弁護士を立てることで、相手との関係性が悪化し、相談者様の人生に悪影響が及ぶ可能性があるとき
-
法的にできることがない
-
相談者様の要求自体が不当である場合
とはいえ、これらの判断は、ご自身だけで見極めるのは難しいです。
迷ったときこそ、まずは一度ご相談を。
弁護士への相談は、「何かあってから」では遅いこともあります。
「こんなことで相談してもいいのかな」こそ、相談のタイミングだとお考えください。
お話をうかがったうえで、代理人を立てたほうがよいのか、ご自身で進められるのかも含めて、一緒に考えていきます。
あなたの一歩が、思っている以上に大切なものになるかもしれません。
お気軽にご相談ください。